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『A CHANGE OF SEASONS』 DREAM THEATER

『ア・チェンジ・オブ・シーズンズ』 ドリーム・シアター 1995年

初めて買ったドリーム・シアターのCDが、これでした。
ミニ・アルバムということで、CDの帯を見ると税抜き1,942円でしたが、内容は約23分の新曲1曲とボーナス・トラックが35分近く入ってました。

実はこのボーナス・トラックが曲者で、このアルバムを語るうえでどうしても避けて通れないのです。
なにしろ、エルトンジョンの「葬送」「血まみれの恋はおしまい」、ディープパープルの「パーフェクト・ストレンジャー」、レッド・ツェッペリンの「流浪の民」「アキレス最後の戦い」「永遠の歌」と来て、さらにメドレーでピンク・フロイドの「イン・ザ・フレッシュ」、カンサス「伝承」、クィーン「ボヘミアン・ラプソディー」、ジャーニー「ラヴィン・タッチン・スクイージン」、ディクシー・ドレックス「クルーズ・コントロール」、ジェネシス「ターン・イット・アゲイン」と来るわけです。
なんと豪華!
「お前、オレのこと好きだろ」と勘違いしそうなほど、私の好みを知っているかのような選曲です。

ドリーム・シアターの新譜のつもりが、CDを聴き終えたときは、ボーナス・トラックしか頭に残ってませんでした。
そんな訳で、ドリーム・シアターの他のアルバムを聴くようになると、このCDをかけることは無くなってしまったのでした。

改めて聴いてみると、新曲は緊張感のある曲で、持ち前の良さを存分に発揮しています。
繰り広げられる緩急ある展開、速く魅力的なエレキ・ギターなど、聴きどころのある曲だと思います。

『Metroplis,Pt2』のライブDVD『Metropolis 2000』にボーナス・ライヴとして『A Change of Seasons』が入っているので、それも観る価値があります。


今はこれ以降に発表される素晴らしいアルバムを知ってしまっているので、もろ手を上げて高評価とすることはできませんが、それでも今後の方向を示した快作だと思います。

それにしても、オマケが大きすぎます。
どの曲も、ライブ演奏では本家より上手いかもしれない。
改めて聴いてみても、やっぱり後半に耳を奪われてしまいました。

投稿:2020.3.29  
修正:2023.10.28

Photo by nattu-adnan – unsplash

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