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マッスルアップ ~ 還暦からのボディ・メイク #9

鉄棒の上に上体を引き上げる「マッスルアップ」というのをYoutubeで見つけました。
学生時代に体育の授業で習った「蹴上がり」とは違って、反動を使っているように見えません。
どうしてコレで上がれるんだろうと不思議に思いながらも、「筋トレで懸垂もしていることだし、できるんじゃないかな」と思ったのが間違いでした。
すでに何度かトライしているのですが、全然できません・・・。
悔しいので、練習を諦めないために、感じたことを公開していこうと思います。

懸垂ができても、マッスルアップはできない

筋トレを始めた半年前、懸垂は1回もできませんでした。
そこからトレーニングを続けて、10回くらいはできるようになりました。
ところが、Youtubeで懸垂のやり方を学習していると、「腕を伸ばせ」という解説と「肩甲骨を下げたままにしろ(腕は伸ばしきらない)」という解説がありました。
そこで両方やってみたのですが、腕を伸ばしきると、急に3回ほどしかできなくなってしまいました。
であれば、腕を伸ばしきる方がトレーニングになるのではないかと思ったのですが、回数が上がらないと楽しくなくて、今は腕を伸ばしきらない形(肩甲骨を下げた状態)でやっています。

そんなこんなでYoutubeを見ていると、「マッスルアップ」の解説動画に出会いました。
なるほど、これはできたら気持ちが良さそうだと思って、早速、ジムでトライしてみました。

あれ? 全然できない。 

「懸垂」と「マッスルアップ」は、鉄棒にぶら下がって身体を持ち上げるという点は同じでも、身体の使い方は全く違うようなのです。
家に帰って、動画を見直します。
・肘を開かない
・グリップをかぶせる
・背中を反らさず、逆に丸める

なるほど。 
仕事からの帰宅途中に公園があるので、早速そこでやってみよう。
懸垂10回できる私です。 
コツが分れば、こっちのものです。

あれれ? 全然できない。
というか、ぶら下がるだけでキツい。

これは、ちゃんと勉強しながら練習しないとできるようにならないな、と危機感を感じます。

今日、この時点では、ジムの懸垂用のバーと公園の低い鉄棒での2トライです。
うまくできていないポイントは、肘を開いていることと、身体を上に上げるタイミングが悪いことと、身体がバーから離れてしまうことと、パワー不足だと感じています。

はたして何回目の練習ででできるようになるでしょうか。
ここからスタートします。

練習3回目

いきなり言い訳ですが、パソコン仕事のせいで右の腕(腕橈骨筋)が痛みます。
普通の懸垂もできなそうです。
でも、ブログを書き始めたので、まずはやっておこうと思って,ジムに来ました。
Youtubeで、数本の動画を見てコツを頭に入れています。
ひょっとしたら、いきなりできちゃうかもしれません。

ぶる下がって、バーよりも前につま先を蹴り出して、胸を反らした反動で後ろに引っ張られながら膝を上げて、身体を蹴り上げるように持ち上げます。

上がりません。

身体は、後ろに引っ張られているので、肘を曲げて身体をバーに近づけますが、胸までしか届きません。
上体が反ってしまうので、この形からはバーに身体を巻き込むことはできません。
どうなっているのでしょう?

グリップは、しっかりかぶせています。
反動で後ろに行きすぎなのか、身体を引き上げるタイミングが悪いのか、そもそも腕の力が足りないのか・・・。

普通の懸垂と比べて、とても疲れてしまい、連続して練習することができません。
肘の痛みも気になるので、無理せずにおしまいにします。

練習5回目

Youtubeには、マッスルアップの解説動画がたくさん上がっていて、どれもが大変役に立ちます。
反動を使うテクニックから、反動なしのものまで、レベルもいろいろあります。

まずは、反動を使おうが何だろうが、一度上がる感覚を経験したいのですが上手くいきません。

ゴムチューブで動作を補助するというのもやってみましたが、ゴムが弱いのか使い方が悪いのか、助けてもらっている感覚が得られません。

一旦、高いバーを使うのは止めて、筋トレ用のスミスマシンのバーを胸あたりにセットして、そこに飛び乗るという練習に切り替えました。
バーよりも少し前に足を置いて、斜め後ろに飛び上がりながら、身体をバーに巻き付けてゆくのです。
これならバーの上まで上体を持ち上げられます。
でも、とても疲れます。

この練習が成果を出してくれるかどうか分りませんが、トレーニングにはなりそうなので、しばらく続けてみようと思います。

練習8日目

なかなか成果が出ません。
Youtube動画で学んでいるつもりでいても、もしかすると、我流で良くないクセがついてしまっているのかもしれません。

腕を曲げるときに肩甲骨を寄せないことと、目線を上に向けないことを意識してみます。
懸垂の姿勢になってしまうと、バーの上には行けませんから、これは良い注意点な気がします。

ただ、ポイントをつかんだからといって、すぐにできるようにはなりませんでした。
やっぱり、身体の使い方が上手くいっていないようです。

疲れてしまうので、何度も練習できません。

練習10日目

以前「逆立ちができるようになりたい」と思って練習を始めたときも最初は全くできませんでしたが、それでも続けることで少しずつ上達できました。
結局、壁の補助付きの倒立ができるようになるには数週間かかりました(補助なしでは、まだできません)が、諦めずに練習できたのは、この「上達している感覚」があったからです。

ところが「マッスルアップ」は、すでに2週間以上経つのに、上達している感覚が無いのです。
これは面白くありません。

腕を伸ばした上体から、反動を使いながら一気に肩甲骨を下げて肘を曲げ、身体をバーの上に巻き込んでいくのですが、この「一気に」というのが上手くいっていないように感じます。
一度肩甲骨を下げてから肘を曲げるというように、段階を追った動きになってしまうのです。
反動も上では無く後ろに向いてしまいます。

やっぱり、もうしばらく低いバーで練習することにします。

練習20日目

仕事の帰りに公園の鉄棒で練習をしてみます。
あまり足を前に出すと反動が後ろに行きすぎる気がするので、斜め下を狙って足を伸ばして、胸を張ったら斜め上に身体を引き上げるように意識してみました。
膝を曲げることよりも、腰を引き上げるイメージで挑んだのですが、いまひとつ身体は高い位置に上がりません。
身体が低いままだと、肘を曲げたところでバーの上には乗れません。
まだ、感覚が掴めていないようです。
筋力も足りないのかもしれません。

筋トレと違って、何度もトライできません。
休んでも十分回復できず、やればやるほどダメになってしまいます。

外は寒いので、今度はジムで練習しようと思います。

練習6ヶ月目

練習は続けているものの、成果が出ないのでブログからも遠ざかってしまいました。

ジムのマシンに懸垂を補助するバーが取り付けられることを知って、最近はこれを使って練習しています。
バーの高さを変えられて、重りも設定できます。
要するに鉄棒にゴムを取り付けて練習する要領で、ゴムの長さや強さを変えられるような感じです。

バーを高くセッティングすると、懸垂を高い位置までサポートしてくれます。
重さを重くすると、勢いよく身体を上に持ち上げてくれます。
この助けを借りると、懸垂からプッシュアップへの切り替えまでできるようになるわけです。
これは役に立ちます。
何より、バーの上に上がるという感覚を覚えることができ、達成感があります。

それでもマッスルアップの練習は疲労との戦いで、すぐに限界が来て何度も練習ができません。
疲れたまま続けても、どんどん成果が落ちるだけなので、意欲も下がってしまいます。

でも、マッスルアップができたらこういう感じなんじゃないか、というシミュレーションはできました。
しばらくは,マシンの助けを借りながら練習を続けようと思います。

この練習を始めて気づいたのは、自分ができていると思っていた懸垂が、実は雑なやり方だったということです。
結局、稼働させている距離が短いので、マッスルアップを成功させられるだけの筋力を付けられていなかったようなのです。

そこで、懸垂の練習をマッスルアップ向けに変更しました。
腕は下まで下ろしたところから初めて、引き上げるのは胸の上まで上げます。
これがキツい。
今まで10回くらいは楽勝だと思っていたのが、2回とか3回とかになってしまいました。

マッスルアップを成功させるには、タイミングやテクニックがあることは分りましたが、やはり筋力があっての話しなわけで、そこから鍛え直しです。

すでに練習を始めて半年、マシンの助けを借りるようになって1ヶ月が経っています。
はやく成功の報告を書けるように、引き続き頑張ります。

投稿:2024.1.15

編集:2024.6.18

写真 著作者:fxquadro/出典:Freepik

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