マネスキンは、ここ数年で好きになったアーティストのひとつです。
デビューして直ぐに「コレは凄いのが出てきたぞ」とSNSに書き込んだりしましたが、友人(ほぼ同世代)にしか公開していないので完全にスルーされました。
でも、ヒップホップをベースにしたアメリカの音楽に耳が疲れていた私には刺さったのです。ロックは死んでなかった。。。
昨年(2022年)の来日ライブは話題になっていたので、彼らの魅力は若い世代には伝わっているようです。筋違いですが、なんだか嬉しい気分になりました。
今日、新譜『RUSH!』を聴きながらジムで筋トレしていて、「マネスキンを好きな自分は、昔こういうのが好きだったな」と、いくつかのバンドを思い出していました。
そんなわけで、オヤジ力を発揮して、”マネスキンが好きな人ならコレも好きなハズ”を挙げてみたいと思います。
超メジャーなところは避けて、個人的にお勧めする5バンドです。
1.Suede/スェード 1989年~
ブレッド・アンダーソンというボーカリストとバーナード・バトラーというギタリストのかけあいが魅力的だった90年代に活躍したバンドです。
妖艶でセクシーな音楽は、いわゆるブリット・ポップとは一線を画すオリジナリティがありました。
おススメは、バンド名をタイトルにしたファースト・アルバム『Suede』です。
2.Japan/ジャパン 1978年~
デヴィッド・シルヴィアン(Vo)と弟のスティーヴ・ジャンセン(Dr)、ミック・カーン(B)が中心になって結成された、超美形バンド。
その美貌やファッションが話題になりがちでしたが、音楽は最高にクールでした。
短い活動期間にリリースされた5枚のアルバムは全てが名盤ですが、ここでは知的でセクシーな3枚目の『Quiet Life』をおススメしておきます。
でも、全部聴いて欲しい。
3.Slade/スレイド 1969年~
日本人はグラム・ロック好きだと思うのですが、T-REX、D・ボウイ、スィートに比べて、いまひとつ人気の無いバンドです。
全体的に知性を感じないのがダメなのかもしれません(スイマセン)。
でも、猥雑な色気がプンプンしています。ヒット曲もたくさんあるのです。
おススメは、パンク・ムーブメント期にリリースされたものの、すでに時代遅れ感があったせいか話題にならなかった『Whatever Happened To Slade?/衝撃の炎』です。
今聴くと、全然イケてます。
4.Roxy Music/ロキシーミュージック 1972年~
キング・クリムゾンのボーカル・オーディションに落ちたブライアン・フェリーが拾われてできたバンドですが、プログレとは別の形で耽美性を打ち出すことに成功します。
ビジュアル的にインパクトのあったブライアン・イーノ在籍時は、特に危険でエロい感じでした。
おススメは、イーノに代わってエディ・ジョブソンが入って2作目の『Country Life』。
ジャケットの写真も問題になったそうです。
5.My Chemical Romance/マイ・ケミカル・ロマンス 2002年~
有名バンドだと思っていたら、周囲の音楽好きの人にも「聴いたことが無い」と言われて驚きました。ジャンル的に拒否感があるのかもしれません。
活動期間は短く作品数も少ないです。ファンの方には申し訳ありませんが、作品のクオリティにはムラがありすぎな気もします。
それでも多くの方に、この『The Black Parade』は聴いてみて欲しいのです。
魔界の色香に満ちた傑作です。
番外. RADWIMPS/ラッドウィンプス 2003年~
子供から大人まで人気のバンドですが、私が好きなラッドウィンプスはお茶の間で聴けるような音楽を奏でる連中ではありませんでした。
初めてその歌詞と音に触れたとき、「コレは取り込まれたら危険だ」とアラートが鳴りました。
最近は身体に良いサプリメントのようなパッケージに入っていますが、本来、劇薬です。
おススメは『アルトコロニー』『絶体絶命』『×と〇と罪と』。
マネスキンが好きな方になら、分かってもらえるかもと期待を込めて。
私がマネスキンに魅かれているのは、彼らの音楽とスタイルから”妖艶な色香””制御されない衝動性””自由を求める反抗心”などが感じられたからです。
これはロック・ミュージック特有の魅力でしょう。
この他にも多くのアーティストの名前が浮かびましたが、あえてのセレクトでした。
投稿:2023.2.23
編集:2023.10.28
Photo by aaron paul – unsplash
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