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『frank』Squeeze

音楽

『フランク』 スクイーズ 1989年

デビューから10年、そこそこの成功と挫折、度重なるメンバー・チェンジなど、ロック・バンドならありがちな状況を乗り越え、相変わらず良い曲を作り続けています。
音楽作りへの意欲が衰えないだけでなく、クオリティも保っているのですから立派です。

日本ではあまり話題になることが無かったので、バンド・メンバーのことは良く知りません。
おそらく創設メンバーのクリス・ディフォードとグレン・ティルブルックのソング・ライティングの才能が秀でていたのでしょう。
ただ残念なのは、後世に残るようなスタンダード・ナンバーを作れなかったことでしょうか。
どこかシニカルで、ユーモア精神を感じさせる作風にはセンスを感じるものの、どっぷり浸れるスロー・バラードでもあればと思わずにいられません。
この『Frank』もまた、アイデアが盛り込まれた良い曲が詰まっているのですが、そこまでなのです。

好きで評価しているバンドでしたが、このアルバム以降は買うのを止めてしまいました。
ごめんなさい。。。
でも、音楽好きな方にはおススメしておきたいバンドです。
解散したという話しは聞いていませんので、今でもきっと良い音楽を届け続けてくれていると思います。

ポップ・ミュージックで成功するというのは、本当に難しいのだと思います。
良いバンドなんだけどなぁ。

投稿:2023.4.19
編集:2023.10.27

Photo by Miguel Ángel Hernández – Unsplash

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